Pushuke magazine
2024/12/29 23:25
こんにちは、ひる寝です!
なんとか今年中にお届けできた…😭✨
ウズベキスタンレポ最後の章、後編です!!

さて、なんだかんだ居心地のよかったブハラとはこれでお別れ…ウズベキスタンのメイン観光地であるサマルカンドへ高速鉄道で移動します。
そして、ここから一気に旅が忙しくなってほとんど買い物ができなくなります。
これがわかっていたらもっとブハラで頑張ってお買い物したのに…。思ったより時間の余裕がなかったし、今思えば前半で既にめちゃくちゃ疲れていて見落としも多かったな。お買い物にも気力体力は要る。
スザニアイテムの仕入れも結局ブハラで最後になりました。少し遠いですがウルグットバザールのスザニ市場も行ってみたかったですが、なにせサマルカンド丸一日しかなかったので…どういう旅程の組み方してんだ…!!

さてサマルカンドに着いたら弾丸ツアー。ブハラよりもこっちがウズベキスタンのメイン観光地なんです。

神学校が3つ向かい合わせに並ぶレギスタン広場は、めちゃくちゃ美しかった。初めて見たとき思わず泣いた。
メドレセの中はやっぱりお土産屋さんだらけなのですが。ここのお土産屋さんは…圧強め。そしてお値段高め。さすが花形観光地ですよね。
もしかしたら出店料も高かったのでしょうか…お土産屋さんも鬼気迫っていて戦場のよう。
ブハラ⇨サマルカンド⇨タシュケント(首都)と
都会に行くほどマーケットの物価も上がっていくそうですが、時間がなくて行けなかったヒヴァにもたくさん安価で民芸品が売っているという噂も。

油断をすると「いくらだったら買うんだ!?」「マトリョーシカが欲しいんでしょ!?」と話を詰めようとしてくるので速やかに見て回りました。
たしかに技巧はすごい。でも3,000円ぐらいするちっちゃいマグネット仕入れてってもあらゆる雑貨の揃う日本ではたぶん売れないのよ…すまんな…。
※もはや私は自分のお土産を探す気持ちはなくなっており、バイヤーとして「みんなが欲しいだろうもの」を探してマーケットを血眼で徘徊する人間になっていました。3年も経つと素人も雑貨屋さんになったものだよね。
隣の店に大きい声で「マトリョーシカある?」「ない!マトリョーシカある?」「ない!」と連携プレーで聞いていく迫力には圧倒されました。時期が時期だけにロシアのマトリョーシカは全然ないみたいでしたね…。
さて、もっと見ていたいレギスタン広場も早めに切り上げ、観たい優先順に英雄ティムールの眠るグル・アミール廟⇨シャーヒ・ズィンダ廟群⇨ハズラティ・ヒズルモスク⇨ビビハニムモスクと怒涛の移動を行ったのでお買い物どころじゃない。

ビビハニムモスクへ向かう長い坂の途中には「どうせ寄れないだろう」と諦めていたシヨブバザールが!!そんな位置関係だったのかとびっくり。でもダメだもう日が暮れる!!

入り口だけさらっと見て、引き続きビビハニムモスクの坂を登る。なんかあれだな、坂の途中にお土産屋さんって清水寺みたいだな。

こ、これは……??
さて、ビビハニムモスクに着いたらもう日暮れ。そのあとは必死でホテルに帰って……メインのサマルカンドではマジでなにも買えませんでした。

さて翌日、早朝から高速鉄道で首都タシュケントに戻ります。この都市で約1週間のウズベキスタンの旅も終わり。
しかしお土産をあげたい人はたくさんいるのに、思ったよりなにも買えていないぞ!?どうする!??
タシュケントはもうめちゃくちゃ都会ですが、Googleマップでナヴォイ劇場の近くに本屋さんを発見。本屋さんって落ち着くんですよ…行かない手はない。

本当に地元民が利用するお店。ロシア語かウズベキスタン語ですね。自分用のお土産に絵本や画集などないかなと期待したけど文字の多い本ばかりだったので何も買えず。
しかしここで文具コーナーを覗くと、なんともかわいい文具たちが地元民価格で販売されている…!!ここでやっとお土産調達を!!と、まとめて購入しました。
現地民向けの価格帯とお土産の全然お手頃とはいえない価格帯の乖離に、じんわりショックを受けつつも。

もう大半配って少なくなってしまったけど定規は5枚、消しゴムは10個、ペンは5本ほど買いました。
色使いがかわいい…ウズベキスタン製かどうかはショックを受けそうで調べていません。ぜんぜん違ったらごめんなさい…!!
さて、飛行機は22時発と遅く、まだ時間に余裕がありそうだったのでタシュケントの有名な巨大市場、チョルスーバザールにも足を伸ばしてみました。
リシタン陶器
リシタン陶器とは、ウズベキスタン雑貨を語るのに外せない、印象的な柄が美しい陶器たち。ブルーの釉薬で描かれた繊細な柄の魅力は…ぜひ検索してみてね!!
ここまで意外とあまりお目にかかることができず、この市場で並んでいるのを見ることができました。写真もなくてごめんね…本当もう余裕がなくて…😂
旅の終盤ともなると気力も残りわずか、カメラの入ってるだけの馬鹿でかリュックで肩も腰も限界。

ビビハニムモスク近くの、日本人オーナーのSPRトラベルさんが運営するカフェのグリーンティ。この食器が伝統的なウズベキスタンの柄です!かわいいね!
さて、チョルスーバザールでも食器屋さんを眺めるものの…ひとつも!!買うことができませんでした!!

言い訳になりますが、私は食器については出発前に検疫さんと電話でお話しした時の感覚で…完全にビビってしまっていました。
ひとつひとつ検疫に通すことは現実的ではなく、販売はできない。それでもお土産用であれば問題なかったのに…ビビりすぎていて「税関を通れなくなるのでは」と、どうしても手が伸びなかった。
ブハラで出会った楽器も動物の皮が使われていたので同じ理由で諦めてしまいましたね…あと身体も悲鳴を上げていて、重い荷物を増やすことにこの時点でどうしても拒絶感が…。
結局だだっ広いバザールを幽霊のように徘徊するだけで、ほとんど何も買えず終わりました。

これがウズベキスタンの雑貨屋さんだ…!!
おもちゃから化粧品まで所狭しと並べられていて本当になんでもある。ここで私が思考停止状態で買ったのがこちら。

うん、かわいい。やっぱ動物だよね!!!!!
こういうTHE雑貨的なものが個人的にいちばん好きだったりする。
馬についてはタテガミが半分しか塗ってない。途中で塗装を諦めてしまったのかと思ったけど、よく見たら造形の時点で躓きを感じる。タテガミが片方しかないんよ。

出口でやっとノンに出会えたよ!!初ノン実食。
さて、このあとは早めに空港に行きまして余った小銭で「サマルカンドに行ったよ」的なマグネットひとつと、ロシアのチョコレートを買えるだけ買って。

チョコレートひとつ食べましたが、甘くて美味しい。有名なものなので、たぶん日本でも探したら買えるんじゃないかな…。
空港カウンターはスポーツかなんだかの団体さんでめちゃくちゃ混雑していたのでギリギリにチェックインできて、少しの時間だけ見られた免税店。
何気に空港の免税店が、いちばん選りすぐりの品が並んでいたりするよね。

正直、全部持って帰りたい。
でもスーツケースも預けた状態で手荷物もギリギリなのに、どうやってこんなデカい皿を買うん…???
旅の途中で出会いたい、奇跡の品揃えであった。

あ〜ふつうに欲しい。
そんな中、お財布と荷物の容量と相談してわずかに仕入れてきたのがこちら。

ザクロ、アトラス柄、綿花…とウズベキスタンの伝統柄をあしらった、ちっちゃなピッチャー型のフラワーベース。民芸品らしい「これでええやろ」な塗装が、日々完璧を求め求められ奔走する日本人の肩の力を抜いてくれそうです。こちらプシュケで買えます。

そういえば自分用のものってまったく買ってない(気を遣って買った楽器もどきと動物のフィギュアだけ)のに気づいて、小さな花瓶もふたつ選びました。
この深みのあるブルーを見るたびに、この慌ただしくも貴重なウズベキスタンでの時間を思い出せるかもしれない。

レジ横にあったこのパンプスも可愛かったけど、、買えなかった〜!!2万円ぐらいでした。
さて、この初めての海外ひとり旅も終わり。合計いくらぐらい仕入れたのでしょうか。
八万円ちょいでした。
けっこうだな。
ハンドメイドのスザニ刺繍アイテムはひとつひとつが結構するので、なかなかに響きました。でも私、日頃数百円はケチる貧乏性のくせに何万円ともなるとでかすぎてもうピンと来ません。アホですね。
さて、気を張り詰めながらもアホになって完遂することのできた旅。お店をやっている者として、他の国のマーケットを見るのはものすごく興味深い体験でした。
もっと頑張れたのではないか…あれを買えばよかった…もう一回行きたい……と後悔ばかりではありますが、なんでも初めてで100点なんて取れる訳がないのです。
この貴重な経験を糧にこれからも雑貨屋運営に奔走していきたいと思います。

……また3年経ったら一人社員旅行、兼仕入れの旅ということで…また他の国に行けないかな?素晴らしき一人旅。一人ならではの旅。
ではまたっ!
※Instagramのストーリーハイライトにて旅のリアルタイムレポを今のところ公開しています!ウズベキスタンがもっと気になる方はぜひご覧ください♩
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