Pushuke magazine
2025/07/26 10:19
こんにちは、ひる寝です☺️
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Pushuke.(プシュケ)は店主ひる寝が運営する
オンライン上の個人商店。“白昼夢”をテーマに
物語を感じさせる雑貨をご紹介しています。
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マルセイバターサンド、お好きですか?
北海道の老舗お菓子メーカー六花亭の代表作で
クリームにレーズンがサンドされたお菓子。
なかなか食べる機会もないのですが
食べるたび思っていたことがあって……
マルセイバターサンド以外の
六花亭のお菓子も気になる。
どうやらマルセイバターサンドだけでなく、実は
ものすごい種類のラインナップがあるそうなのです。
いつか詰め合わせを注文してみたいな〜と
思っていたところ、どうやらふるさと納税に
六花亭の詰め合わせ “十勝日誌” がある……!!
◯ふるさと納税についてはこちら⇩
「六花亭のお菓子をいろいろ食べてみたい」という
私の夢がついに叶いましたので、ひとつひとつ
はじめて食べてみた印象をレビューしていきます。
まず最初にネタバレすると………
ひとつ残らずおいしかった。
実は渋すぎるお菓子って苦手だったりする。
そういうのもあるのかなと想像していたのですが…
良い意味で予想を裏切られました。
全部おいしくて、和風に寄りすぎない小洒落た味。
ていうかパッケージとのギャップがすごいんよ…!!
さて、それでは外箱から見てみましょうか。

渋かわいい…!




マルセイビスケット!?単純にマルセイバターサンドのクッキーの部分なのかなと思いきや、ちょっと固め。バターの風味が芳ばしい。

マルセイバターケーキくるみ…シンプルに美味しすぎてびっくり。バターの風味が濃厚なスポンジの間に香ばしいキャラメル×くるみペーストがサンドされていて、食べている間中ずっと多幸感がすごかった。全身のすべての感覚が味覚に集中するのを感じた。

百歳(ももとせ)は、どっしりした名前から想像したよりもだいぶ若々しく可愛らしいお味。パイ生地で包まれた香ばしい舟形の焼き菓子の中に、カシスの甘酸っぱいジャムがさわやか。

北加伊道(ほっかいどう)…パッケージからはどんなお菓子なのか想像もつきませんが、物語を読むようなワクワク感で取り出しました。柔らかなパイ生地の中にクリーミーな餡。和風とも洋風ともつかない上品で優しい味わい。

霜だたみは名前のとおりサクサクとした食感はもちろん、ひとくち齧った瞬間の “喫茶店の扉を開けた時のような” 暖かみ。カフェモカながらコーヒーよりもミルクの風味を感じるためコーヒーの飲めない私でもおいしく食べられて驚き。そして最後、あまりにもさりげない後味はふわりと消える雪のよう…しゃれてる。

ひろびろは、スクエア型のサクサクした食感の二層のチョコレートクッキーが、さらに濃厚なチョコレートでコーティングしてある…そんなのおいしくないわけがない。

極楽はかりんとうということで「渋そうだな〜」と最後まで残していたが、いざ食べ始めて面食らった。苦味はなく、お味は軽やかで食べ出すと止まらない…クセになる感じ。かりんとうの概念変わった。

昆布蔵も「おかきか…」と手が伸びなかったひとつ。開けたら最後、やめられない止まらないだった…めちゃくちゃ出汁が効いている。お茶に合うそう。

これは一体…!?と手を出せずにいたら中身はストロベリーチョコ。酸味のあるドライ苺がホワイトチョコレートに包まれた…こんなん大好きなやつ〜!!!

「おかげさま」の意味はちょっとわからないが、さりげないふわっとした最中の中にまろやかなチョコレートとナッツの食感。意外な洋風さのギャップ。

これも食べ始めたら止まらない系…めんこい大平原はちいさくて食べやすいミニミニマドレーヌ。ほどよい優しい甘さで、結構食べ応えのある量が入ってます。

カラフル・マンスはいろんな味の薄いコイン型のチョコレートで、一枚ずつ丁寧に味わうのが楽しい。

大平原はさきほどの「めんこい」大平原の本家。ふんわり食感も楽しいマドレーヌ…これぞ焼き菓子。

チョコマロンはいちばん中身が想像しやすい…と思いきや。外周をまろやかなチョコレートでコーティングしたスポンジにサンドされた栗ペーストの層に驚き。栗とチョコレートの馴染み方よ…口の中で溶けるように自然になくなりました。

雪やこんこはホワイトチョコレートの層を挟んだ薄型のチョコクッキーサンド。ホワイトチョコはほんのり酸味があり爽やか。雪を模しているのかチョコクッキーの表面に穴がぽつぽつ開いていて中のクリームが覗くのがかわいい。粋な発想。

白樺羊羹は、白樺の木を模した可愛いサイズの紙筒から押し出して食べる楽しさも。優しくクセのないまろやかなこし餡の表面はつややかで、歯応えがある。見た目よりも密度が濃いからか食べ応えがある。

ひとつ鍋はお鍋のかたちをした最中という遊び心。中には何が…!?と思わせるが、お餅とあんこというゴールデンコンビ。ひとくちで食感の違いも楽しい。

リッチランドはサイロの形のチーズサブレ…とのことで普通に美味しいのだが、それよりなによりパッケージの詩が気になりすぎる。十勝の子ども達による作品らしいのだが、詩の内容も味わい深すぎ。
以上……結論、
ひとつもハズレがない。
さすが老舗。さすが北の大地。
箱を開けて「今日はどれを頂こうか」と選んで
味わう日々はとても幸せなものでした。
パッケージの独特さも楽しさのひとつ。
開けてみると予想外のものが出てきたりして
花火のパッケージを前にした時のワクワク感とも
似ているなと思い、童心に返ったような気持ちに。
