Pushuke magazine

2023/06/07 12:02



わたくしごとですが、とある仕事を辞めて2ヶ月が経ちました。


このプシュケの運営含め、3つやっていたお仕事のうちのひとつ。もうひとつのようにまとまった収益があるわけでもないし、なんというか情だけで辞められなかったのですが…。


辞めてみて…





めっちゃスッキリ。


それからずっと毎日がハッピー、最高気分なのです。


ウエイト的にはちょっとしたことが毎日に落としていた影の大きさに驚きつつ、辞めて正解だった!!と喜びを噛み締める日々。


でも、辞めたかった決定的な理由がある訳ではないのです。それでも積もっていく「なんかいや」の気持ちに素直になってみたことであらためて痛感。


「なんかいや」をないがしろにしてはいけない…それは心の奥底から鳴り響く警戒アラームだからです。


あっ、前も同じようなこと書いてたらすいません。


 

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「仕事が嫌だ」と思っているとき。


そういうときって仕事にまつわるなにもかもが嫌になりますよね…坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、みたいな。


しかし嫌なものが「仕事」だと、ちょっと主語が大きすぎるかもしれないな…とも思うのです。


いったい「仕事のなに」が嫌なのか。

こまかく切って並べてみると、自分が消耗しがちな危うい要素が見えてきます。



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私は中高時代、ずっと部活がいやだったんですけど…そのせいか音楽というものにまで苦手意識を抱いてきました。


でも大人になって実感しているのが、自分ってこんなに音楽好きだったのか!?ということ。


音楽自体は嫌いではなかったんですよね。むしろ子どもの頃から好きな方だったと思います。



部活に嫌な人がいたとか、大きな失敗をしたとか、そういうこともなかったのに常に辞めたかった…俯瞰してみるとこういうことでした。


 

/ (私にとっての)吹奏楽部の要素 /

 

◯ 毎日かならず参加、長時間拘束されるのが嫌

◯ たくさんの人に囲まれて過ごすのが嫌

◯ 綺麗じゃない音を聴く、練習が嫌

◯ 同じことを繰り返す、練習が嫌

◯ 緊張で死ぬ、人前での演奏が嫌

◯ 間違えてはいけない緊張感が嫌

◯ 立ちっぱなしで貧血になるのが嫌


◯ 間近で音楽が聴けるのが好き

◯ 自分の担当楽器がかわいくて好き


こうして見ると「嫌」な要素のほうが圧倒的に多く、強かったんですよね。


 

思えば長く通っていたピアノ教室も気乗りせず、いつまでもパッとしませんでした…残念ながら演奏自体が向いていないのを認めざるを得ません…!!


聴く側でも音楽に触れることはできるし、楽器に触れたいなら個人的な趣味程度が私にはちょうどよさそう…残念ながら。


私はバカなので、懲りずに社会人になっても地域の音楽隊に入って結局7年もいたんですけど…なかなかに消耗しました。


でも、こういった向き不向きも、やってみて初めて実感になります。無駄な経験ってありませんよね。


 

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ではなにが向いていたのかというと、おそらく受験の時期に出入りしていた美術部のほうだったのでは…と今更になって思います。


 

 / 美術部の要素 /


◯ 行っても行かなくても自由

◯ 人数が少なく広さに余裕のある空間

◯ クリエイティブには明確な間違いがない

◯ 気の向くままに新しいことに取り組める

◯ 人前で作る必要がなく気楽

◯ 絵を描くことは苦ではない

◯ 集中力は要るけど体力は要らない


…むしろなんで吹奏楽にいたんだろう???

 


こういった性質を仕事に当てはめてみると


◯ 団体行動、人の多い職場などは不向き

◯ ミスの許されない職種は不向き

◯ 人前に出る業務は不向き

◯ 同じことを繰り返す業務は不向き

◯ 体力のいる職種は不向き


ということがわかりますね……







…できる仕事少なすぎでは!??


そもそも仕事向きでないのかもしれません。

いや、働くこと自体は好きなんですけどね。

 

 

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余談ですが、辞めた元職場に入ったきっかけも「なんか仲間と働く仕事がしたい!!」と門を叩いたのがきっかけでした。懲りずにね。向いてないのにね。


人の多い職場ならではの楽しみはあっても、結局出勤するたび疲れ果てて深夜まで寝落ちするはめに。


やはり本質的に向いてないことは、努力はできても身が持たないんですよね。またこれについてはあらためて書きたいです!!


 

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不向きな要素がわかっていれば、また同じような職場に入って消耗する…なんて事態を避けることができます。


これは仕事でなくても、たぶん恋愛や友人関係でもおなじ。


だれだって、不向きなこともあれば、力を発揮できる環境が必ずあります。


得意なこととか才能なんて大それたことがみつからなくても、無理なくできることがきっと向いていることなのでしょうね…!


 

「なんかいや」なことがあったら「なにがいや」なのか、ちょっと立ち止まって分解してみませんか?


もしかしたら苦手だと思っていたことの中にも、一生つきあえる宝物が眠っている…かもしれません。