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Pushuke magazine

2022/02/13 10:08




こんにちは、雑貨店プシュケ店主ひるねです。

 

お休みの日にしかこういうこと

ゆっくり考えられないのですが…!


今日はなぜこんな名前の雑貨店にしたか?

をちょっと思い出してみたいと思います。

 

 

もともと blanc berg という名前で

(フランス語で白+ドイツ語で山)

スタートしたこのお店。


なんとオープンからわずか1週間で

名前を変える!!という

自分でも「それどうなの??」と

思うような事態に…。笑

 

 

というのも、いっちばん最初の

ぼんやり「雑貨屋やりたいなぁ…」と

妄想していた時につけた仮の名前が

『Atem』ドイツ語で息をする、息吹という

意味の名前でした。


息をすることは、ふだん意識しなくとも

自分にとって自然にやっていること。

しかし息をしないことには生きられない。

無理なく心地よいリズムで息をし続けることは、

生きるうえで不可欠なこと、生きている証です。


そのころの私は完全に身も心も

キャパオーバーしていてリズムを崩し、

息をするゆとりすら感じられない状態。


生きることがどういうことか

繰り返し繰り返し考えていましたね…(笑)

 

そこで心の底から「やりたい」ことだったのが

昔から諦めていた、雑貨屋さんのお仕事。



生活必需品以外のなんのカテゴリもない

『雑貨』って必要なものではないし

まっさきに無駄とされてしまうものです。

 

でもその無駄…つまり余白、遊びこそが

生きている楽しみや自分らしさになる。

そう思っています。

 

「かわいい!」「いいなぁ!」と感じる気持ちは

頭で損得で考えるようなことではなく心で感じる。

もっとも根っこにある原始的な喜びです。

 

それぞれがそれぞれらしく、

心地よいリズムの呼吸を続けながら

日々を思いのまま描いていく…

それが「幸せ」なんだと考えています。

 

 

 

めっちゃ語ってしまうやん、朝から。

 

 

んでなぜ『Atem』にならなかったかというと

商標登録ですでに取得されていたんですね😭

 

そこでやっぱ一語は無理かなと

心地よい単語を集めて組み合わせたのが

『blanc berg』…正直意味ありません(笑)

 

でも雑貨店なんて頭を動かさず楽しむものだし

意味があんまり前に出てこないのがいいなと。

 

 

 

しかし、すでにオープンして1週間後のこと。

ラジオで流れたサカナクションさんの新曲で

『プラトー』という名前の由来が語られました。


少し前にOfficial髭男dismさんの『アポトーシス』の

名付けセンスにもやられていた私。

 

普通なじみのない専門用語だけど深い意味がある…

そういうのめっちゃいいなぁ〜!

 

 

そんなことを熱っぽく言っていたところ

聞いていた家族からポンと出てきたのが

倫理用語である『プシュケー』でした。

 

意味は、もともと「息」を意味する言葉で、

転じて生きることや心や魂も指すらしい。

 

いちばん最初に名付けた『Atem』にどこか

通じる言葉がようやく巡ってきた瞬間でした。

 

 

ひとことで柔らかい響きなのも親切(笑)

 

スペルはかっこよく読みにくいため

ふにゃっとしたローマ字表記に。

これでかぶりの心配もなくなりました。

 

 

 

という訳で「名前変えるなんてアリ!?」と

思ってましたが…実は大事なこと以外は

どうでもいいことなんですよね。


結果的にちょっと手続きが発生したぐらいで

誰も知らない小さな店の名前が変わることぐらい

そよ風が吹いたぐらいの規模の話でした。

 

 

 

名前を付ける、それはだるまに目を入れるように

魂を込める作業であり『Atem』を諦めたときも

準備期間を一緒に走った『blanc berg』と別れるときも

すんなりと受け入れられるものではありませんでした。

 

 

 

でも、めぐりめぐってそうなった、

流れにのってそうなった、

 

自分のたった30余年の人生ですが

結果的にそれがいちばん収まりがいいことが

多かったので…ありかもしれない。

 

そうやって『pushuke』になりました。

 

 

運命なんてかっこいいもんじゃないですが

なりゆきもまた素敵な巡り合いなんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

長くなりました!!!

最後までお読みいただきありがとうございます🙇‍♀️